こんにちは。
水田の水面と育つ苗の緑がきれいな季節です。
6月になり梅雨入りした地域も多くなりましたね。
建物の解体は、有限会社エイキまで。
今回は、内装について書きます。
マンションについてですが、一戸建てを希望なさる方もご一読いただけましたらと思います。
きれいな内装にだまされた。
今回も私の体験を書きますね。
初めて不動産店の方から案内された中古マンション。
真っ白の壁。
リビングにある対面式のシステムキッチン。
当時、古い社宅に住んでいた私には、とてもきれいなマンションに見えました。
住んでみてわかったこと。
引っ越して、アレコレと気になりました。
個室の窓を開けると隣の家の壁。
これは見学時にもすぐに気づいたことですが、
「街中のマンションはこんなのが当たり前ですよ」と不動産店に言われ、
「そういうものか」と変に納得していました。
住み始めると気になるのですね。
日が入らないから、この部屋は荷物置き場と化しました。
まるで納戸ですよ。
階下の方から、子どもの足音がうるさいとのクレーム。
床についても購入前に不動産店に尋ねていました。
「フローリングではなく絨毯だから大丈夫でしょう」が答え。
これも妙に納得してしまいました。
車の騒音。
大通りから一本中に入った場所でした。
見学した時は窓を閉めると、静かだったのです。
ところが、問題は夜。
自動車の騒音が気になるのですね。
駐輪場がない。
狭い土地に建てられたマンションだったので、駐輪スペースがありません。
廊下に置くしかありません。
その他、諸々を住んでみてから気付きました。
もしかすると、見学時に薄々気付いていたのも関わらず、
綺麗な白壁のイメージを壊さないように、
自分自身の気持ちが自分自身の判断にブレーキをかけていたのかもしれません。
思考停止!
情けないですね。
内装は変えられるが、物件は変えられない。
内装は、間取りと水回り以外は安価でリフォームできます。
しかし、物件は簡単には変えられません。
労力と高額のお金が必要です。
「そんなの当たり前じゃないか」
と思われたことでしょう。
そうなのです。
当たり前のことです。
それなのに、真っ白な壁を見た瞬間、当たり前のことが飛んでしまったのです。
視野狭窄とは正にこのことです。
「木を見て森を見ず」。
私の失敗は、まさに「木を見て森を見ず」でした。
「物事の一部分や細部に気を取られて、全体を見失うこと。」という意味です。
(故事ことわざ辞典より)
「小さいことに心を奪われて、全体を見通さないことのとたえ」。
(デジタル大辞林より)
英語では「You can not see the wood for the trees」。
(この英語のことわざが由来だそうです)
類義語は、
・木を数えて林を忘れる
・金を攫む(つかむ)者は人を見ず
・鹿を追う者は山を見ず
・獣を逐う(おう)者は目に太山を見ず
(ことわざ・慣用句の百科事典より)
私、木しか見ていませんでした。
木を数えて、金をつかみ、鹿を追い、獣をおっていました。
当たり前の結論。
内装よりも構造とマンション全体の管理状態をチェックなさってくださいませ。
木よりも、森を見てくださいませ。